不動産売買(地面師)の詐欺事件について
先日報道された地面師(書類を偽造し不動産の所有者に成りすまし売買代金を詐取する詐欺)による63億円の詐欺事件は、不動産に関わる業界に激震が走ると言っても過言ではない事件であったと思います。
先日、「不動産の売主に成りすまし印鑑証明書、免許証等を偽造している事件があった」との通知メールが、司法書士会より届き、事務所内でも話題になったところでした。
前々からこういった事件がごく稀に発生していることは耳にしておりましたが、今回ニュースになった事件は、相当巨額のプロジェクトであり、司法書士を含めたくさんのプロの方がある程度の長期間、関わっていたに違いないでしょう。
あらためて、司法書士の本人確認の注意義務について考えさせられる事件でありました。今後の情報に注視したいと思います。
地面師による63億円詐欺事件
2017年08月05日
司法書士 土地家屋調査士 馬場真作